魔法陣グルグル

大好きなんですよー。
単行本4巻までと、一期アニメが最高に大好きです。

攻略本を買い、箱も取扱説明書もソフトの入ってた袋でさえも大事にとっておいてあるゲームなんてこれとグルグル2しかありません。
ドラクエ3なんてソフトに名前書いちゃってるし…。
で、このグルグル、当時は難しくて難しくてどうしてもクリアできなかったんです。ラスボスで毎回負けてて。2はできたのに。


ゲームの舞台はニケとククリがギリを倒すための旅を続ける途中に辿りついた町。
といっても、なんかジミナ村とキタキタの町とコーダイ城をまぜてひとつにまとめましたよ、みたいな村なのでテキトーすぎるだろと言わざるを得ない
ニケの父母、魔法オババ、ミグ、ザザ、トマ、キタキタおやじ、ゲイルにエナ、コーダイ王、カヤ、ルンルン、おならぷうの総裁とかなんか色々出てくるんですもの、一つの町に。

おやじは魔法陣からも出てくる


ストーリーは至って簡単。
時の流れをつかさどる魔法の鳥「オクロック」は、何百年もの間、その鳴き声で夜の闇を消し世界に夜明けをもたらしてきた。(※原作にはこんな鳥いません)
が、そんなある日、魔物がオクロックの卵を奪ってしまった。卵がないとか! たいへんすぎるやろ! わあわあ!


噂のオクロックさん

そして困った王様は「この街を脅かすモンスターを退治した者にはゴージャスでグレイトな褒美をさずけるぞ」、とこんな立て札を出す。
そんなとき、ちょうどニケとククリが町へやってきて立て札を読み、「ほうび! ほうび! よし行ってみようぜ!」てなことになったわけです。

お腹がすいてもう動けないククリさん


ゲームの目的もわかりやすく、町にある13の塔(ダンジョン)を攻略し、ラスボスを倒して卵を取り返す、という単純なもの。
なにしろ町ひとつの中でのことなので、道具屋や武器屋はそれぞれひとつしかなく、町の住民もそうそう変化することもないので町めぐりが好きな人には少々つらいかも。塔を攻略するごとに売っているものが増えたり、会話が変化したりしますが基本的に劇的に変わることはないので。
それからどんどん使える魔法陣もふえていって、それをステータス画面で見ることはできますがどんな効果があるかは説明されません。説明書にも全部は載ってないので攻略本がないとわかりづらいかな。とはいえ、いくつか覚えていればそれでクリアまでいけてしまうんですけども…。

というか、大人になってプレイするとわかる、とんでもないぬるさ
ぼろぼろ出る回復アイテム、さくさくあがるレベル、ダメージ食らってる途中でもスタートボタンを押せば食らってる画面のまま中断し、いくらでも回復アイテムが使える環境と、なかなかにやさしいゲームでした。
でもこれくらいがちょうどいい、だってこれキャラゲーだもん。子ども向けだし。
戦闘中のニケとククリの掛け声がかわいいんだからもう!
ドット絵もかわいいよ!

エンディングはあまりにもアッサリ。
感動! 涙! とかは特にないです。わあよかった! という感じ。

あとはこれ、二週目があるんです。「タマゴは戻ったけど、塔からモンスターが出て行かないからなんとかして!」というもの。
エンディング、スタッフロールのあと、画面が真っ暗になるのでそこでL+R+スタートボタンを押すと、王様の前にいる状態からスタートします。
二週目は魔法陣を全て覚えている+王様の像(結構な呪いのアイテム)を持っている状態からできるので、お金はないですがわりとというかかなり楽です。二週目は、会話がやっぱりグルグルだなあって感じ。


常識です。

早い人なら数時間でクリアできるかもしれません。
グルグル好きな人にはやってみてほしいなあ。
わたしはやっぱり、ニケの声は瀧本富士子さんが一番合ってると思います。


(2011.05.14)


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