ポケットモンスタープラチナ

ポケットモンスター。縮めてポケモン。
というわけでですね、わたしポケモン大好きなんです。ポケモンの楽しみ方は大人になるごとに濃く深くなっていくもの。何にせよゲームにのめり込めばのめり込むほど廃人の一途を辿る道であると思われがちなポケモン……、改造ポケモンを作って交換したり、他人との対戦に使うような行為をしなければ夢中なだけで廃人じゃないと思うのですがどうでしょう。乱数調整に関しては、人によって白黒曖昧なのが微妙なところですが、他人に迷惑をかけなければいいんじゃないでしょうか。

さて、プラチナといえば、ポケットモンスターダイヤモンド・パールの上位互換ソフトです。様々な改良点や追加点があるようですが、プラチナしかないので比べようがありません、すいません。

プラチナはシンオウ地方(地図でいうと北海道)を旅する物語です。
ポケモンを捕まえて集めて戦わせ、各地の街のジムリーダーに勝利して8つのバッジを手に入れ、ポケモンリーグに挑むというストーリーはどのシリーズも変わらず。
今回主人公たちの前に立ちはだかる敵は「ギンガ団」という組織です。ギンガ団の目的は「伝説のポケモンを復活させ現在の世界を破壊し、新しい世界を創る」というもの。アニメでもおなじみロケット団の目的は「世界征服」ですが、さすがに銀河ですからねーなんというか規模が違いますね。

最初のポケモンはヒコザル・ナエトル・ポッチャマ。色違いを狙っていく方は、このポケモンをもらう時点でリセットを繰り返し、色違いの子が出てくるまでずううううっと粘り続けるという作業をするらしい。でも目的のためなら頑張れるってもんです。ポケモンの楽しみ方は自分で見つけるものだからね! 今良いこと言ったな、うん。
いやーわたし、アニメで見てからポッチャマだけはなんだか好きになれなくて…。でもエンペルトは好きなんですよね〜かっこいい。
初代御三家や二代目御三家から比べると、やっぱり劣るわよねー、とか思うのはわたしが懐古主義的な傾向があるからかもしれません。時代はうつりかわるもの、デザインも変わっていくものですからいつまでも昔を懐かしんでいてもしょうがないのはわかっているんですが、フシギダネとチコリータが好きなもんで…。

主人公は男女どちらでも選べます。デフォルト名はそれぞれコウキとヒカリ。選ばなかった方は主人公のサポート役にまわります。ライバルは固定、デフォルト名はジュンです。で、わたし嗜好が嗜好なもので、当然男主人公を選んだわけなんですけど、このプラチナはライバルと主人公の間の萌えがないんです! ※個人の感想です。

(以下、男主人公のていで話が進みます)
というのも、元々コウキとジュンって仲がいいんですよ。主人公は少々のんびりやさんというかどんくさい印象なのに対して、ジュンはせっかちで自分のやりたいことを見つけると突っ走るタイプなんですが、どちらもとても子供っぽい。
物語がすすむごとにライバルとのバトルが何度もあるんだけど、ジュンて負けても「なんだよくやしー! 次は頑張るぞ!」みたいな感じで。幸か不幸か、腐女子的な意味で進展は望めません。※個人の感想です。
ポケモンのライバルって、すごい偏見なんですけど、負けると「…なぜ俺がお前なんかに負けるんだ…こんなことがあるわけない…!」とか「はん! 俺が手ェ抜いてやったから勝てたんだよ!」みたいなことを言うイメージがあって。基本主人公を見下してるライバルだとときめく傾向があるんです。ジュンそういうのがないんですよ。素直だし、やっぱ元から友達だから厭味がない。
最初仲が悪いんだけど、ポケモンを通して仲良くなっていく…みたいなお約束パターン大好きなもんでちょっと残念でしたが、とりあえず腐女子全面押し出しトークはこの辺にしておきます。

◆プラチナの魅力その1
ポケトレ
ダイパプラチナシリーズで、これが他と違うと言えばまずポケトレでしょう。
とはいえ、一度殿堂入りをしなくてはいけませんが元々ポケモンは殿堂入りしたあとからが本番と考えている人もいるくらいなので、一度目の殿堂入りは通過点に過ぎないかもしれません。
ポケトレとは殿堂入り後でシンオウ図鑑が完成した後にナナカマド博士の研究所でもらえるもので、これを草むらで使用すると草むらが数か所揺れるんですね。そこに入ると珍しいポケモンや、ポケトレを使用しないとゲットできないポケモンも捕まえられるというものなんですが、ポケトレの魅力はそこではなくもっとやりこんだ先にあります。
詳しいやり方は攻略サイト様に細かく説明されたものがありますので割愛しますが、要するにポケトレを使えば色違いポケモンをゲットできるんです。乱数調整や運に頼らなくても、根気と気合いがあれば捕まえられるようになったんです。これはすごいことだと思います。わたしは結局色違いコリンク6匹しか捕まえられませんでしたが、慣れてくると様々なポケモンをゲットすることができるんです。ポケトレ、他のシリーズでも実装されていればよかったのになーと思います。
でも本当に根気が必要です。わたしは最初、成功するまで10時間以上かかりました。もう二度とやりません。

◆プラチナの魅力その2
ちかつうろ。
これ、わたし大好きなお遊び要素です。
シンオウ地方の地下には、巨大な地下通路が通っています。ハクタイシティの地下おじさんに「たんけんセット」をもらうことで地下に行くことができます。
地下通路に行って何が楽しいのかというと、「化石掘り」です。タッチペンでこつこつと壁を削るんですが、これが楽しくてしょーがない。
色んなポケモンの化石が採れるのはもちろん、進化の石などのアイテムも採れるんですよね。アイテム集め大好きなわたしにはたまらん。掘っていると止まらなくなって、一日に掘れる限界まで、一晩中やっていました。ハマると抜け出せないんだコレが。友達と通信しながらもできるので、二人でやっても楽しいです。

◆プラチナの魅力その3
ジムリーダーのデンジさんがかっこいい。
デンジさんがかっこいいんです。デンジさんがかっこいい。
ぜひコウキくんと仲良しさんになってあげてください。今作、ちょっとライバルがアレなもんで…。 ※個人の感想です。

最後に腐女子ネタをまた持ってきてしまいましたが、まあそんな感じです。ソウルシルバーを買ってからプラチナを購入したもので、パソコンのボックス操作がタッチペンでなくボタン操作だったのがちょっと面倒くさかったけど、それ以外は面倒に感じるところは特にありませんでした。基本すごく親切なゲームですし。
ポケモンはやりこまないとソンするゲームだと思うので、ヤバイ域に達しない程度にポケモンを育てたり厳選したりバトルしたりという楽しみ方をするのがおすすめです。
わたしは一度クリアしたあと、思う存分ちかつうろを満喫して、GTS等を駆使してポケモンずかんを完成させてそれからは何もしてませんけど

ただ、ポケモンを買うなら、発売されてすぐ買わないとあまり意味がない気がします。たとえば今プラチナを買ったところで、ユーザーは既に旧作を遊びつくして新作に移行しているので、ぼっちプレイを余儀なくされます。
ストーリーを楽しむために買うのもアリですが、殿堂入り(他のRPGであるエンディング)しても、ポケモンの場合それは通過点でしかないし(その証拠に何度も殿堂入りできる)。感動的なラストを迎えるのかといえばまったくそんなことはないです。
ただ、サブロムとか縛りプレイ用とか新作で出ないポケモンを育てて新作のソフトに送るため、というのならまったく話は違ってきますが。要は、ポケモンを最大限に楽しむなら最新作を買っとけ、ってことですね。笑
Wifiが普及して楽しみ方が徐々に変わってきて、今やポケモンってオフラインゲームじゃないんだなーって感じがします。

(2011.02.24)


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